中期胎児精密検査
中期胎児精密検査について
妊娠23~28週に出生前に診断した方が良い病気を診断します。
特に重度な心臓の病気の有無を確認します。心臓の病気は約1%に認めますが、その中でも重度な心臓の病気の診断率は10~30%と低く出生後に初めて気づかれて治療が遅れてしまう可能性があります。このような病気の中には、診断が困難な病気もありますが、診断出来うる病気も増えてきました。
全ての病気がわかる検査ではありませんが、生まれてくる赤ちゃんにとって利益となる病気を診断できるよう努めています。
※診断可能な病気:横隔膜ヘルニア、重症心疾患(大血管転移位、Fallot四微症、3mm以上の心室中隔欠損症、心内膜床欠損症など)
※染色体異常を調べる検査ではありません。
※産まれてからわかる緊急性の低い病気の診断を目的としていません。
臍帯動脈血流、中大脳動脈血流、子宮動脈血流などを計測し胎盤機能の検査も行います。
異常が見つかった場合、丁寧に説明し通院している病院と連携をとりますのでご安心ください。